「みのもんたさんの終活」インタビューから考える 終活3つのポイント(2)

みのもんたさんが終活を語ったインタビュー記事から、
終活のポイントを解説させていただく第2回。

今回はお葬式のお話です。

突然ですが、あなたは今までお葬式に参列をしたことがありますか?

もちろんあると思うのですが、

参列したときのことを思い出してみると

「いいお葬式だったな」と感じるものもあれば、

なんとなくそう感じられないものもあったのではないでしょうか。

少し振り返っていただいたうえで、

今度はご自身のお葬式に想いを巡らせてみてください。

あなたが思う 理想のお葬式とは?

お葬式は大切な皆さんとのお別れの場。

その場が、どのようだったら嬉しいでしょうか。

たとえば、みのもんたさんはこんなことを希望されています。

葬式は、やりません。僕が死んだら、お坊さんにお経を読んでもらってすぐ焼いてもらう。親族だけの密葬です。告別式はやりません。だって、義理で参列しなきゃいけない人にとっては迷惑でしょう。自分が死んで誰かに手間をとらせることはしたくない。

まずはじめに、
「葬式」と「告別式」という表現が出てきていますので、
念のため言葉の整理をしておきます。

お葬式(葬儀)とは、もともと宗教的儀礼で、僧侶の方が主導するものです。

告別式は葬儀のあとに故人にお別れをする式で、
喪主が主導し、一般的には弔辞や弔電の披露、参列者による告別などが含まれます。

みのもんたさんは、この告別式を行わないと希望されています。

他者に手間をかけたくないという思いやりとも捉えられますし、
義理で参列して面倒な思いをたくさんされたのかな?
とも思わせられます。

みのもんたさんのように、
告別式を行ってほしくないという希望がある場合、
家族にその意志を明確に伝えておかないと、
ほとんどの場合はその希望は叶えられません。

家族の意志で故人の告別式を行わないことは一般的ではありませんし、
特に、その意志を聞いていない中で
故人の気持ちを想像して行わないと決めるのは、
とても勇気がいる難しい決断です。

自分の希望をどのように伝えたらいいか?

お葬式を舞台にした落語に、
「片棒」というある商家の演目がありますが、
ここでは、
どんな葬式が良いだろうかという父の問いかけに対して、

三人の息子たちが、
「贅をつくして盛大に行うべきだ」
「粋に色っぽい演出をこらしたものにすべきだ」
「できる限りお金を使わないで、こちらが儲かるように行うべきだ」
と意見をたたかわせます。

三人の息子たちの考えは極端ですが、

ありたいお葬式を実際に考えてみると、

やはり、

・あまりお金をかけ過ぎずごくごく一般的に行いたい

・お別れに、好きな音楽を流してほしい

・できることなら弔辞はあの人にお願いしたい

・わざわざ来てくれた方々をこんなふうにもてなしたい

などといった、

現実的な希望をもっている人も少なくありません。

なかには、
「死んだ後のことまで出しゃばっていくべきじゃない」
と考える方もいるようですが、

告別式はもともとが宗教的儀礼ではないわけですから、
のこされた家族の良識が疑われない範囲で、

自分の思いや、
人生観・死生観などを反映させても良いのではないでしょうか。

そして、

なにかしらの希望があるときには、
早めに家族に伝えておきましょう。

エンディングノートに書いておくのも
もちろん悪いことではありませんが、
家族と話し合う機会をもつのが一番です。

次回は、すべての人に関わる資産の相続について

いかがでしたか?

お葬式の話を家族に切り出すのは、
タイミングに悩むかもしれませんが、
そういうときはまずエンディングノートに書いてみてください。

ご自身のイメージがはっきりすると、
案外タイミングが訪れるものです。

それでは次回は、資産の相続についての解説をします。

ぜひ毎日を楽しくお過ごしください。

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