「みのもんたさんの終活」インタビューから考える 終活3つのポイント(1)
先日、みのもんたさんが終活を語るインタビューが掲載されました。
1944年(昭和19年)生まれで今年74歳になったみのもんたさん、
インタビューでどのようなことを語ったのでしょう。
【参考記事】みのもんたの終活 焼却炉購入、社長退任、葬式やらない宣言
思い出の写真やアルバムの捨て場所に困って
焼却炉を購入というのはふつうの人にまねできない話ですが、
家族への優しさとして考えたと仰っているいくつかのポイントは参考になります。
みのもんたさんのインタビューから考える 終活3つのポイント
ポイント1 思い出の写真の整理について
ポイント2 お葬式のスタイルについて
ポイント3 資産の相続について
この3つのポイントについて、
私たち一般のひとはどのように考えると良いでしょうか。
ひとつずつ簡単に解説をしていきたいと思います。
ポイント1 思い出の写真の整理について
まず、
みのもんたさんはインタビューでこんなふうに仰っています。
処分に一番困るのが、写真、アルバム、手紙類
本当は、アルバムなんかは捨てがたいんだよね。だから子供たちが映っている写真はできるだけ本人にあげて、あとは、一度見直して、「さよなら」と
写真の整理は、終活の取りくみの代表格です。
みのもんたさんが言うとおり、写真は捨てにくいんですよね。
でも、本人ですら捨てにくい写真ですから、
これを大量に残されると家族としてはもっと捨てにくい。
なんとなく気がすすまないまま処分を先送りにしておく人も多いのですが、
実際はかさばる一方で見返す機会もほとんどない。
それならば、やはり親として、
元気なうちに写真は整理しておいてあげてほしいものです。
仕分けの方法としておすすめはこんな分け方です。
これがオススメ 写真を仕分ける3つの方法
1)家族と写っている写真
2)自分だけの思い出の写真
3)自分の歴史がわかる写真
まず、家族との写真は写っている本人にあげればOKです。
本人が自分の写真の一環として思い思いにとっておくことでしょう。
つぎに、自分だけの思い出の写真。
これは簡単です。十分に見返したら「さよなら」しましょう。
3つめに、あなたの歴史がわかる写真。
これは家族にとって、思いのほか大切なものです。
たとえば、あなたのお子さんなら
両親の生まれ育った環境や人生遍歴を
なんとなく知っているかもしれませんが、
お孫さんとなるとそうはいきません。
お孫さんが大きくなったときに、
自分の祖父母がどんな人だったのかを知るために
写真が役に立ちます。
もちろんお子さんも同じですが、
自分のルーツ、
つまり両親や祖父母がどのような環境で育ち、
どういった人生を歩んできたかを知ることは、
自分を知ることにもつながること。
そのための材料をきちんと取っておいてあげることは、
ある面で親の務めといえるかもしれません。
一番いいのは、紙焼きの写真を○○○化すること
こんなふうに仕分けをすると
だいぶ手元の写真がすっきりしますが、
それでも70年、80年分の写真は
10枚、20枚というわけにいきません。
それに紙焼きの写真は月日が経てば劣化しますし、
破れたり、くっついてしまったりすることも避けられません。
ですので、一番いいのはやはり、
紙焼きの写真をデータ化すること。
若干の費用はかかりますが、
できあがりはたった一枚のディスクに収まります。
これなら全くスペースをとらないし、
50年100年が経とうとも、
写真が劣化するようなことはありません。
紙とちがって、
簡単にコピーしたりメールで送れるのも便利ですし、
スライドショーのように
人生を写真でつづるムービーも人気です。
いかがでしたか?
写真を見返すと、いろいろなことが思い出されて時間もかかります。
ゆっくりと思い出を味わいながら整理をするためにも、
早めに写真の仕分けをはじめてみてはいかがでしょう。
次回は、お葬式のスタイルについての解説をします。
それでは、毎日を楽しくお過ごしください。